
もりんじという おてらの ふるい ふるい
むかしの おはなしです。
おぼうさんが ちゃがまで おゆを わかそうとすると
「あちちちち。」
ちゃがまが とつぜん さけびました。
おぼうさんは きみが わるいので
ちゃがまを どうぐやに うることにしました。
ちゃがまは おおきくて とても いい かたち。
どうぐやは よろこんで ちゃがまを もってかえって
みせの たなに かざりました。
ところが よるになって みせのほうから
へんな おとが きこえてきたのです。
そっと のぞいた どうぐやは びっくり。
みせで ちゃがまが おどっていたのです。
たぬきが ちゃがまに ばけたのでしょうか。
おりょ りょ りょ りょ。
ちゃがまは まいにち よるになると おどりだします。
そのうち おもしろいと ひょうばんに なってきました。
さいしょは きみが わるくて しかたがなかった
どうぐやですが いいことを おもいつきました。
みせものごやを つくって おきゃくを よぶのです。
おりょ りょ りょ りょと ちゃがまが おどれば
どうぐやが てけ てけ てんと たいこを たたきます。
その すがたの なんと ゆかいなこと。
よろこぶ おきゃくを みて ちゃがまも だいまんぞく。
しばらくすると しっぽも あたまも ちゃがまにしまい
とうとう おどりを やめてしまいました。
どうぐやは ちゃがまを おてらに かえし
ちゃがまは おてらの たからものに なりました。

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