
冷戦時代の60年代、手軽な核シェルターとして、フェアバンクス郊外の永久凍土の中に掘られたものだ。
しかし、時間とともに少しずつ変形し、天井が下がることがわかった。シェルター利用はあきらめ、70年代から科学研究に開放された。壁面には8千年前から4万年前の凍土が堆積(たいせき)している。過去の動植物などを調べる貴重な場だ。
アラスカで森林火災を調査中の福田正己・北海道大教授は、凍土に封じ込められた温室効果ガスのメタンを15年前から分析している。森林火災が起こると凍土が解け、メタンが放出される。「地球温暖化も左右する凍土中のメタンの量や、生成の仕組みを解明したい

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